
作家・五十嵐大さんの自伝的エッセイを原作とした本作。コーダ(きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供)として生まれ、“きこえる世界”と“きこえない世界” を行き来しながら、やがて自身の居場所を見出していく主人公・五十嵐大を吉沢が演じています。
本作の完成披露上映会での吉沢の模様をレポートでお届けします。
2024/10/03
あらすじ
宮城県の小さな港町、五十嵐家に男の子が生まれた。祖父母、両親は、“大”と名付けて誕生を喜ぶ。ほかの家庭と少しだけ違っていたのは、両親の耳がきこえないこと。幼い大にとっては、大好きな母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし次第に、周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るささえ疎ましくなる。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つ大だったが・・・。